期間工として働くメリット、デメリットはいろいろありますが、簡単に言うとメリットは「お金」「住居」。デメリットは「スキルにならない」「体への負担」です。
正直なところ、何も目的がないのであれば期間工の仕事はおすすめしません。
なにも残らないスキル、身体への負担(交代勤務など)、給料が良い分デメリットも多い。
ただ何か小さなことでも目的があるならば、メリットも多いです。
ぼくが期間工をしていて感じたメリット・デメリットをいくつか書いていこうと思います。
期間工として働くメリット
期間工の1番のメリットとして感じるのは「給料の良さ」ですね。
ノースキルでそこそこ稼ぐことができるのは大きなメリットだと感じました。
なんのスキルもなく学力もそこまで良いわけではない、それでもそこそこのお給料をもらえるのが期間工という仕事です。
期間工をしていれば生活に困ることはありませんし、貯金だってできます。
大手の会社が多いので長期連休もしっかりとあり残業代もちゃんともらえる、有給だってしっかりと取ることが可能です。
ぼくが昔務めていた中小企業は、有給をとる人なんてまったくいませんでしたし、残業代も「みなし残業」でどれだけ残業しても給料は変わらず、、、。
期間工として働き始めて、ちゃんと残業代がもらえて有給が使えることにとても感動しましたね。
有給で休みのときなんかは気分が最高にハッピーで世界が輝いて見えたので、有給なんて今まで使ったことないって人は期間工をやってみると良い。幸せをまた1つ知ることができるから。
他にも期間工のメリットはあって、「格安または無料で寮に住むことができる」という点。
一人暮らしをしたい人や、県外に住みたい人、とにかく住むところが欲しい人などの需要も高いです。
ぼくのまわりでは、地元を離れて一人暮らしをしたかったという人や、かなり遠くの県から赴任してきた人が実際にいました。
家と仕事を同時に決めることができるので、楽なところが良い。
さらに「家賃が格安または無料なので貯金もしやすい」というメリットも。
「貯金したい」「住むところが欲しい」という人は、期間工として働くことで簡単にその願望を実現できてしまう。
仕事をしていないと家を借りられない、保証人を立てないといけない、初期費用がかなりかかる、などなど家を借りるって大変なんですよね。
いろいろと書類も面倒だし、県外に引っ越したくても仕事をしていないと家を借りられない、住所がないと仕事がきまらない、、、もうどうすればええん。
期間工だと県外への引っ越しのハードルがかなり下がるので、うまく利用することでいろいろな場所に住むことができます。
期間工のメリットまとめ
- スキルなしでもそこそこ稼ぐことができる
- 格安または無料で寮に住むことができる
- 貯金がしやすい
期間工として働くデメリット
とはいえ、期間工はメリットばかりではありません。
これだけ条件が良いのでデメリットもやっぱり多い。
人によっては遠くからはるばる赴任してきたのに数日で辞めてしまったり、肉体的にも精神的にも負担は大きいです。
ぼくが感じたデメリットとして、「交代勤務がしんどい」という点。
ぼくは2交代勤務だったのですが、1週間ごとに生活リズムを逆転させなければならないことがとてもストレスでした。
だんだんと身体がおかしくなっていったのか、なかなか寝ることができなくなり、徹夜で仕事に行くことも多かったです。
どう考えても身体に良くない!寿命を削ってお金をもらっているような感覚。本当につらかった。
ただ、この交代勤務は慣れるとなんともない人もいるようで、こればかりは実際にやってみないとわからない部分ですね。
ぼくの場合は最初の3ヶ月で「これは無理だ」と思いましたが、ずるずると結局1年半くらい期間工として働きました。
無理はしない方が良いですよ、ぼくは今でも不眠症で困っているので。自分の体は自分で守るんやで。
一方、ぼくの後輩は「慣れたら余裕ですね」みたいな感じだったので、合う合わないは人それぞれみたいです。
ほかのデメリットとして、「単純作業の繰り返しで絶望的な気持ちになる」こと。
代わりはいくらでもいるような仕事で、全身が痛くなるくらいキツくて、同じ作業を延々と繰り返していると本当に絶望的な気持ちになります。
「ぼくは何でこんなことをしているのだろう」「何のために生きているのだろう」
1日中、あたまの中はこのようなことで埋め尽くされてしまい、そして心のともし火は小さくなっていく。
そんな毎日です、つらいんだなこれが!!
さらに単純作業の繰り返しなので「スキルとして残らない」こと。
ぼくが期間工時代に身に付けた知識やできるようになったことは、辞めたあと全く役には立っていません。
まあこれはライン作業では仕方がないことですし、期間工に限らず他の仕事でもいえることですね。
残ったものは「不眠症」くらいかな。あとは多少のお金。。。
期間工のデメリットまとめ
- 交代勤務がしんどい
- 単純作業の繰り返しで絶望的な気持ちになる
- スキルとして残らない
期間工のメリットを生かすために「目的」をもって働くべき
期間工はデメリットばかりの仕事のような書き方になってしまいましたが、「目的」をもって働くことでデメリットの打ち消しができ、メリットを最大限に生かすことが可能です。
期間工をする目的→100万円貯めたい
- 交代勤務→深夜手当がつくので稼げる
- 目的を達成するまでの辛抱なので絶望的な気持ちが少し和らぐ
- スキルがつかない→お金のためと割り切れる
どんな小さな目的でも良いと思います。
車を買いたい、留学費用を貯めたい、見知らぬ土地で生活を安定させたいなど。
「見知らぬ土地で生活を安定させたい」という目的なら、頑張って貯金して、期間工をしている間に寮を出て賃貸を借りる。
期間工をやめても住所と住む場所はあるので、仕事を探しやすくなります。
貯金が多くあれば、しばらくは生活できますね。
このような感じで何かしらの「目的」があるならば、期間工という働き方は「現状を変えるチャンス」を作ることができます。
これが期間工最大のメリットかもしれませんね。
もし期間工として働こうか悩んでいるなら、とりあえずやってみることをおすすめします。
自分に合わなければ辞めたら良いですし、実際に短い期間で辞めていく人も多いです。
だらだらと書いてきましたが、以上がぼくが感じた期間工のメリット・デメリットです。
なにかの参考になればうれしす!またね!